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埼玉県熊谷市 地域の特性を活かしたワーク・ライフ・バランスの推進事例集 | 働き方・休み方改善ポータルサイト

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Academic year: 2018

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(1)

●取組のポイント

埼玉県熊谷市

人口減少の歯止めと市の魅力向上を目指した

ワーク・ライフ・バランスの推進

• 市内の祭・イベント等を活用し、年次有給休暇の取得促進を始めとしたワーク・ライフ・ バランス向上の取組を推進し、市内事業所で働くことの魅力を高める

1.取組のきっかけ

• 熊谷市では、大学進学や就職をきっかけにした 20 ~ 30 代の若者の転出が多いこと等の影響を 受け、平成 12 年の 206,446 人をピークに人口減少が進んでいる。市では人口減少に歯止めを かけるとともに、産業やスポーツといった熊谷市が持つ「強み」を生かした魅力的なまちづくり を進めるために、平成 28 年 3 月に「熊谷市総合戦略」を策定した。

• 「熊谷市総合戦略」では、「1. 働く(働きたい)人が働き続け、暮らし続けられる雇用の創出」「2. 子育て世代等にとって暮らしやすく魅力的なまちづくりの展開」「3. 20 代・30 代を中心とした 出産・子育てに関する希望の実現」の 3 つを基本目標に掲げている。市では従来から、「熊谷市 男女共同参画推進表彰」や「熊谷市子育て支援優良企業認定制度」等、男女共同参画や子育て支 援に取り組んできたが、総合戦略に掲げた基本目標も、同様にワーク・ライフ・バランスの重要 性を示すものでもある。

• 従来からの市のワーク・ライフ・バランスの取組に加え、平成 29 年度から厚生労働省の「地域 の特性を活かした休暇取得促進のための環境整備事業」に参加し、市と厚生労働省の取組の相乗 効果により、市内の企業がワーク・ライフ・バランスを推進することで人材確保を図り、地域を 活性化させたいと考えている。

(2)

「熊谷うちわ祭」の様子 (写真提供:熊谷市)

「妻沼聖天山秋季例大祭」の様子 (写真提供:熊谷市)

• 熊谷市では、今年度 2 回に分けて、年次有給休暇の取得促進の働きかけを行う。前期は 7 月 20 日~ 22 日にかけて、延べおよそ 75 万人が集って開催される地域のイベントである「熊谷うち わ祭」、後期は 10 月 18 ~ 19 日の「妻沼聖天山秋季例大祭」、10 月 20 日の熊谷市内小中学 校の「秋休み」、11 月 14 日「埼玉県民の日」といった地域のイベントや学校休業日に合わせた 年次有給休暇の取得促進の広報活動を行う。

埼玉県熊谷市

2.取組内容

●連絡会議の開催

• 取組の推進体制としては、経済団体、労働団体、社会保険労務士会、行政機関等、市内でワーク・ ライフ・バランス推進にあたって中心的な役割を担うと期待される団体からなる連絡会議を設置 した。

• 連絡会議では、休暇取得促進策の検討を行うとともに、地域のワーク・ライフ・バランスの進め 方に関する意見交換を行っている。

●周知・啓発

• 周知・啓発用のリーフレットやポスターを作成し、主に商工会議所等の経済団体を通じて配布す る。その他にも、市報や市内各自治会の班回覧等も通じて、広く市民への周知を行っている。

• これらに加え、後期活動においては、市教育委員会の協力を得て、市内小中学校の児童・生徒を 通じてリーフレットを配布し、保護者への周知広報も行う予定である。

• 公共施設でのポスターの掲示、地元紙やフリーペーパーへの掲載等も合わせて行い、広く周知を 行っている。

(3)

●事業場訪問での働きかけ

• 社会保険労務士等の専門家の協力を得て、市内事業場を 80 箇所訪問し、年次有給休暇の取得状 況の把握、「計画的付与制度」の説明やその活用による年次有給休暇の取得促進の働きかけ等を 進める。

●シンポジウムの開催

• 事業場における年次有給休暇取得促進を促すため、市内の事業主を主な対象としたシンポジウム を 10 月に開催する予定である。シンポジウムは 2 部構成とし、株式会社日本総合研究所主席研 究員藻谷浩介氏による基調講演「熊谷市がワーク・ライフ・バランス先進都市となるために」及 び事例発表として「熊谷市内企業のワーク・ライフ・バランス先進企業の紹介」を予定している。

●アンケートの実施

• 11 月~ 12 月にかけて、事業場と従業員を対象にしたアンケート調査を実施し、今回の働きか けの効果や年次有給休暇取得促進の状況把握等を行う予定である。

年次有給休暇

年次有給休暇

を活用して

を活用して

に出かけよう! に出かけよう!

7/20

木、

21

金、

22

7/20

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家庭も会社も地域の一部。みんなで取り組もう!

写真提供:熊谷市 写真提供:熊谷市

休暇の取得促進に向けて、 労使が協力して

経営のトップによる社内への 休暇取得促進の呼びかけ 管理者が率先して休暇を取得 労働組合等による企業、 労働者への働きかけ

などに取り組みましょう。

 厚生労働省は、熊谷市と連携を図りながら、 地域における休暇取得促進の働きかけを行う 「地域の特性を活かした休暇取得促進のための 環境整備事業」を行っています。  7月20日、21日、22日に開催される「熊谷 うちわ祭」など地域のイベントにあわせて年次 有給休暇を活用してお祭りなどに参加する時 間、家族と触れ合う時間、自分のための時間を つくるなど、仕事と生活の調和(ワーク・ライ フ・バランス)の実現を図りましょう。

年次有給休暇の付与日数のうち、5日を除いた残りの日数については、労使協定を結べば計画的に休暇取得 日数を割り振ることができる制度です。この制度を導入することによって、休暇取得の確実性が高まり、従 業員にとっては予定した活動を行いやすく、事業主にとっては計画的な業務運営が可能になります。

バースデー休暇や半日休暇 など多様な休み方の検討

事業主の皆さまへ 年次有給休暇の「計画的付与制度」を活用しましょう!

年次有給休暇の計画的付与制度とは?

埼玉労働局

熊谷商工会議所  くまがや市商工会  熊谷地区労働基準協会 熊谷地区雇用対策協議会  熊谷地区労務研究会  埼玉県社会保険労務士会熊谷支部 「連合埼玉」熊谷・深谷・寄居地域協議会  熊谷地域労働者福祉協議会

熊谷市 お問い合わせ

【厚生労働省委託事業実施機関】 埼玉新聞社クロスメディア局

〒331-8686 さいたま市北区吉野町2-282-3 ☎048-795-9932 計画的付与で大型連休

熊谷うちわ祭

年次有給休暇

年次有給休暇

を活用して

を活用して

に出かけよう! に出かけよう!

10/18

水、

19

10/18

水、

19

妻沼聖天山秋季例大祭

妻沼聖天山秋季例大祭

家庭も会社も地域の一部。しっかり働き、しっかり休もう!

写真提供:熊谷市 写真提供:熊谷市

 厚生労働省は、熊谷市と連携を図りながら、地域におけ る休暇取得促進の働きかけを行う「地域の特性を活かした 休暇取得促進のための環境整備事業」を行っています。  10月18日、19日「妻沼聖天山秋季例大祭」、10月20 日の熊谷市内小中学校「秋休み」、11月14日「埼玉県民 の日」など地域のイベントや学校の休日にあわせて年次有 給休暇を活用してお祭りなどに参加する時間、家族と触れ 合う時間、自分のための時間をつくり、仕事と生活の調和 (ワーク・ライフ・バランス)の実現を図りましょう。

年次有給休暇の付与日数のうち、5日を除いた残りの日数については、労 使協定を結べば計画的に休暇取得日数を割り振ることができる制度です。 この制度を導入することによって、休暇取得の確実性が高まり、従業員に とっては予定した活動を行いやすく、事業主にとっては計画的な業務運営 が可能になります。

休暇の取得促進に向けて、労使が協力して

経営のトップによる社内への休暇取得促進の 呼びかけ

管理者が率先して休暇を取得 労働組合等による企業、労働者への働きかけ

などに取り組みましょう。

バースデー休暇や半日休暇など多様な休み方 の検討

事業主の皆さまへ

年次有給休暇の「計画的付与制度」を活用しましょう!

年次有給休暇の計画的付与制度とは?

埼玉労働局

熊谷商工会議所  くまがや市商工会  熊谷地区労働基準協会 熊谷地区雇用対策協議会  熊谷地区労務研究会  埼玉県社会保険労務士会熊谷支部 「連合埼玉」熊谷・深谷・寄居地域協議会  熊谷地域労働者福祉協議会

熊谷市 お問い合わせ

【厚生労働省委託事業実施機関】 埼玉新聞社クロスメディア局

〒331-8686 さいたま市北区吉野町2-282-3 ☎048-795-9932 プラスワン休暇

県民の日

11 10

計画的付与で大型連休 妻沼聖天山秋季例大祭

熊谷市内小中学校「秋休み」

平成 29 年度啓発リーフレット(前期) 平成 29 年度啓発リーフレット(後期)

(4)

3.今後の課題

• 今回、厚生労働省の「地域の特性を活かした休暇取得促進のための環境整備事業」への参加は、 市としてもワーク・ライフ・バランス推進に向けた取組の大きなきっかけにしたいと考えている。

• 事業場訪問等を通じて、サービス業からは「年次有給休暇の計画的付与の難しさ」を指摘する声 も聞かれる。しかし、若い人の東京等への流出が多いことが、市の人口減少の要因の一つになっ ている。若い人の地元での就職を促すためには、今まで以上に事業主側にワーク・ライフ・バラ ンスの重要性を認識してもらうことが欠かせない。

• 市内の事業主や従業員、学生等により一層関心を高めてもらうため、市の関わる他のセミナー等 においてもワーク・ライフ・バランスをテーマとして取り上げることを検討している。

• 取組初年度ということもあり、現時点では、今回の取組がどの程度の効果を生み出すか見通せな い面もある。今後実施するアンケートを通じて効果について明らかになるので、その結果等を踏 まえて、今後の対応についても検討が必要であると考えている。

【事例照会先】 熊谷市 産業振興部 商工業振興課

〒 360-8601 埼玉県熊谷市宮町二丁目 47 番地 1 直通電話: 048-524-1470 URL : https://www.city.kumagaya.lg.jp/

参照

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